雑談のネタ、いくつ持っていますか? How many conversational topics do you have?
突然ですが、あなたは「雑談のネタ」を持っていますか?
「雑談」とは、特にテーマを決めずに気軽に会話することです。家族や友人と話すときはもちろん、デートやビジネスでは欠かせません。
私の周りのやり手日本人営業マンに聞いてみたところ、雑談はとっても重要とのこと。「興味をひく様々な話をして、『こいつ、おもしろいな』と思っていただかないと、商談は進まない。最初から商品の話なんかしても、誰も取り合ってくれない」こう言っていました。
なるほど、商品よりもまず、自分を売り込むんですね。とりとめもない雑談がたくさんできる人のことを、「引き出しの多い人」と言います。ぜひみなさんも、いくつも頭の中に引き出しを持ちましょう。
ここでは雑談の例を4つ紹介します。
1、天気の話 日本人は、天気について話すのが大好き。話をする時は、この話題から始まることが多いです。自分から話せなくても大丈夫。相手が話す天気の話をぜひ盛り上げてください。最後には必ずポジティブに返すのがいいでしょう。
例 Aさん「今日も寒いですね」 Bさん「そうですね。この冬一番の寒さだそうですよ。 でも、寒いほど熱燗がおいしいんですよね。 今度いっしょに飲みに行きませんか?」
2、ニュースの話 普段から、日本のニュースをチェックしておきましょう。大きいニュースだけでなく、「白浜のアドベンチャーワールドでパンダが生まれた」などの、つい微笑んでしまうようなものも大切です。もし相手が動物やかわいいものが好きな方だったら、話の途中に混ぜることができるかもしれません。 また、白浜は観光地や温泉でも有名ですから、その話が出た時にも使えます。 テレビやネット、ラジオも便利ですが、大まかなことなら電車の吊り広告を参考にしましょう。気になるニュースがあれば、その場でスマホで調べましょう。
3、自国のことをおさらいしておきましょう あなたはご自分の国のことをどれだけ知っていますか? 文化や習慣だけでなく、現在のトレンドなどもチェックしておきましょう。日本とどうちがうかを知っておくことで、相手に興味を持ってもらえるかもしれません。 また、日本と同じところを見つけるのもいいでしょう。おすすめは、あなたの育った街の特産物についてです。
4、学生時代のこと 何か一生懸命にがんばったことはあるでしょうか? 専攻した学問のことはもちろん、アルバイトや当時はまっていたマイブームでもかまいません。 楽しかったことよりも、大変だったことをいくつかエピソードにまとめておくといいでしょう。日本人は、いつから、どのようにして、日本語を学んだか興味があります。どこが難しかったか、どんな言葉が気に入ったかなど、思い返しておきましょう。
「雑談のネタがあっても、うまく話せない!」と、中にはこう思っている方もいるでしょう。けれど、雑談をきちんと聞くのも大切なことの一つです。特に中華圏の方は、自分が考えているよりもたくさん、相槌をうつようにしましょうね。